知財実務書籍は数多あれど、これに勝る名著を未だ見たことはない。その本とは、ズバリ「拒絶理由通知との対話」だ。平成元年に発明協会から発行されたこの書籍は、特許庁の現役審判官(稲葉慶和氏)の手によるもので、
(1)拒絶理由通知から審査官の真意を読み取るノウハウ、
(2)反論検討の仕方に関するノウハウ、
(3)意見書等の書き方に関するノウハウ
がこれでもかと言わんばかりにギッシリ詰まっている。それでいて、3名の架空の登場人物の下、寸劇調の展開になっている箇所もあったりして肩肘張らずに楽しく読める。読める環境にある方は是非一度、だまされたと思って読んでいただきたい。法改正等によって現状と合致しない部分も存在するが(自分が所持しているのは初版ゆえ?)、言わんとする本質は今に至っても何ら変わることはないので、そこから学べることは多かろう。
人というものは、自分一人の力だけで成長するのは難しい。導いてくれる先輩(人かもしれないし物(書籍等)かもしれない)が必要だ。この本は、ぺーぺーだった当時の自分を導いたくれた、まさに尊敬すべき先輩なのである。
P.S. 登場人物の一人に「今 裕太」という某OA機器関係企業特許部の社員が登場するんだけど、この名前には笑えた。”今言うたやろ〜”って、特許庁の審判官もなかなかお茶目やね〜。
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- 2006/01/27(金)|
- 中間処理系
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コメント:6
ははは。
僕もこの本読んだことがあります。おもしろいし、指摘も的確ですよね。事務所の新人に勧めたりしてました。企業の知財部の方にも読んでもらいたい本ですね。
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- 2006/08/25(金) 16:43:30 |
- TK #-
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拒絶理由通知との対話
稲葉慶和
発明協会
1989/12出版
315p 21cm
ISBN:4827102902
\2,621 (税込\2,752)
◆この商品は、現在、絶版のため、お取り扱いができません。
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- 2006/08/25(金) 16:44:01 |
- 大ネコ #-
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TKさん、はじめまして。
大ネコさん、情報ありがとうございます。
今、手元にこの本がありますが、あらためて手にしてみると当時の頃が思い出されます。会社の上司から「意見書には補正クレームの内容を引き写すのが基本。なぜなら、そうすることによって審査官は意見書だけで全てを判断できるから。」と習いましたが、この本で「それは単なる重複で書く意味ない」とバッサリ切り捨てられていたのが印象的でした。実体の重要性を最初に教えてくれたのはこの本かもしれません。
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- 2006/08/25(金) 16:44:38 |
- 特許男(壱) #-
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本を探して参りました。
発明協会(東京)は在庫なしです。
東京都立図書館に1冊蔵書があります。
近所の区立図書館経由で
借りる手配をしました。
会社の書庫にもあったはずですが、誰かが
借り出しているようで見当たりませんでした。(きっと、幣職場でもこのblogを読んでいる人と確信しました)
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- 2006/08/25(金) 16:45:15 |
- 大ネコ #-
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特許男さま、お久しぶりです。以前に「新人です」としてコメントしました新人弁理士です。
既にご存知とは思いますが、この本のリニューアル版として(?)「新・拒絶理由通知との対話」としてエイバックズームという出版社から出版されました(Amazonには登録されていませんが、紀伊国屋書店では買えるそうです)。
早速、一読してみたところ、大変読みやすく、しかも、結構参考になります。中間処理においてややもすると、あれやこれやとクドクド説明してしまうのですが、この本を読んで、少し考え直さないと・・・と反省しきりです。
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- 2006/08/26(土) 22:17:32 |
- 新人です #b3e7Y8nU
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新人さん、こんにちはー。
コメントどうもありがとうございます。
特許男(壱)も先週、エイバックズーム経由で本書を入手しました。
初回の在庫が完売とのことでしたが、あらたに増刷して先週から入手可能な状態に復帰したようです。
自分にシックリくる(書き手のメッセージが読み手に素直に伝わってきて、かつ、共感できる)書籍というのは、知財関連では本当に少ないように思います。書き手がメッセージ性を求めようとしても、それに対する反対意見が出てくるわけで、結果的に、ソツのない無難なものになる傾向が高い、・・・特に、この業界では。それゆえに、このような類の書籍は本当に貴重だと思うのです。特許男(壱)も、メッセージに溢れる”明細書の書き方”なる書籍をいずれは出版してみたい・・・まあ、これは夢ですが。
なにはともあれ、よかったですねー。
- URL |
- 2006/08/28(月) 11:09:39 |
- 特許男(壱) #-
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